Coffee Communication Story.

マツモトコーヒー

農園&産地紹介

ブラジルのスペシャルティコーヒー紹介

契約農園
BRAZIL / CORREGO LIBERDADE
コヘーゴ リベルタージ
生産地●エスピリットサント州 アルフォンゾ・クラウディオ 農園主●アントニオ・カルロス・ダジリオ・デルプポ氏 ルシアーノ・ピメンタ氏 栽培品種●レッドカトゥアイ (カトゥアイ785/15) 標高●1050-1070m 
精製方法●水洗式サンドライ

2013年にブラジルのフルウォッシュトを求めて、エスピリットサント州を訪れました。

2017年にようやく素晴らしいマイクロロットに出会い、今年も継続して買付けることができました。

生産地は、ブラジル東部にあるエスピリットサント州。

そこはまるでコロンビアにいるかのよう、山岳地帯が連なる栽培環境がいくつもあり、大農園が主流のブラジルの中で同エリアは、10ha以下の小農家が多いのが特徴です。その厳しい環境がゆえ、高地でのアラビカ種の栽培は非常にデリケートで生産性も低く、低地栽培のコニロン種(ロブスタ)の生産エリアとして知られていました。

しかし、近年小規模生産者たちの品質向上の取り組みにより、スペシャルティコーヒーの産地として注目を集めています。

通常ブラジルでは、広大で緩やかな斜面の土地を利用して栽培、精製を行うため、機械収穫でナチュラル精製が主流ですが、同地域は成熟に時間を要し、急斜面での栽培のため収穫も手摘みです。そのため、ウォッシュト、パルプドナチュラルといった精製が多いエリアです。

イメージ動画

ブラジル ウォッシュトコーヒーは、ブラジルが持つ、キャラクター、ボディー感、バランスを保ちながらも、スーパークリーンなカップ特性を持ちます。

またウォッシュトコーヒーは、精製段階での選別が可能のため、焙煎豆の欠点も非常に少なくなります。

是非、一度お試しくださいませ。

シングルとしてはもちろんのこと、アフリカや中米のウォッシュトを使用したブレンドのベースとしても重宝できるアイテムとなっております。

 

【農園について】

コヘーゴ・リベルダージの物語は、義理兄弟同士であるルシアノ・ピメンタとアントニオ・カルロスの二人の物語です。アントニオはもともとコーヒー農家の出身で、一方ルシアノは農業技師で農園を持つことを夢見ていました。

現在、コーヒーの木の世話、収穫、乾燥はアントニオが行っており、ルシアノはまだ他の仕事をしています。ただ、ルシアノは土壌改良、木の健康管理ほかの作業を監督、指導をしています。

この二人によって、リベルダージ農園はすべての要素が最高のコーヒーをつくるために調整されています。生産量はわずか70袋ですが、献身的な農園管理がされています。

アントニオとルシアノは2011年に土地を購入しました。このエリアのマイクロクライメイトにあった品種を注意深く探す必要があることがわかりました。この気候により耐性があり、均一な熟成が得られる品種。なぜなら、斜面は急で、たびたび霜が降りるためです。急に気温が下がることがあり、生き残れる品種はほとんどありません。

そんな中、2人はブレジェトゥーバ(Brejetuba)のINCAPERの技術者にたどり着きました。彼は785/15品種を推奨しました。その品種は、寒さに強く、生産性も高くすることも可能です。コーヒーを植えられる土地はたった2ヘクタールしかなかったので、生産性は重要でした。その選択は正しく、いい熟成、つまり熟度の揃いがよく、ゆっくりと熟成が進むという結果が得られました。

農園を始めてから5年が経ちましたが、昨クロップの例外を除いて、収穫期は10-11月です。昨クロップは夏に雨が少なく、干ばつのためコーヒーの熟成が正常ではなく、7-8月に収穫しました。

天候は生産者がコントロールできないことを2人はよくわかっています。なので、昨クロップに異常があっても、へこたれずに前向きな設備投資(脱殻機)を行いました。このことは、二人がこの土地で成功に向けて歩んできて、これからも歩み続けていこうという考えをよく表しています。2015年にVenda Nova do Imigrante (ベンダ・ノバ・ド・イミグランチ)品質コンテストで2位を獲得しました。

アントニオによると、篩(ふるい)を使用するセレクティブ・ハーベストが良い結果を生んでおり、これを続けていきたいと考えています。コーヒーの木の世話に加えて、2人は農園内の水源の保護林、農園を囲うAtrlantic Forest(大西洋森林)を守っています。また、農園内にパームやミカン、ライムの木を植え、植生の多様性を豊かにしようとしています。

契約農園とは
毎年、農園と契約することで、透明性のある取引と継続的な関係を構築。生産者とコミュニケーションを図り、マツモトコーヒーの求める品質を実現したものです。
産地指定とは
現地サプライヤーへ生産エリアを指定し、マツモトコーヒー独自のスペックでオリジナルロットの作成を依頼したものです。

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