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商品のお知らせ、渡航記、生産者など、コーヒーと人をつなげる活動を報告します。
コロンビア
少し間があいてしましましたが、年末に訪れたコロンビアについての続きを。
現在、マツモトコーヒーが扱っているコロンビアのラインナップは、
【アンデスコンドル】 北部シエラネバダ セサール
生産者組合:ASOPROKAN
コンセプト:THE コロンビアンマイルド
柔らかで優しい酸と甘みの持続。きめ細かな質感と透明感。
ティピカ亜種 オーガニック認証
【KUMA】 北部シエラネバダ セサール
生産者組合:ASOPROKAN
コンセプト:ティピカの力
厚みのあるボディー感に深いコク、深煎りで力強い個性を発揮
ティピカ亜種 オーガニック認証
【プリマヴェーラ】 南部ウィラ サンアグスティン
生産者組合:ASOGUARD
コンセプト:春
フラワリーなアロマ、シトラス系フルーツを思わす明るくジューシーな酸、複雑な甘さが、様々な生物が活動するイメージと重なりプリマヴェーラ(春)
【ヴォルカネス】 南部ナリーニョ アルバン
生産者組合:AAA
コンセプト:Los Volcanes(火山)
ナリーニョのテロワールを感じる、酸のキレとどっしりしたと重いボディー。
ナリーニョには、ドナファニャ、ガレラス、チリ、アスフラル、クンバルといった5つの火山が作り出す土壌と特殊気候条件がコーヒーの味に大きく影響しています。
といったラインナップで4アイテム、3つの組合で作るコンセプトコーヒー。
全て、各エリアの生産者組合に所属する農園主たちのコーヒーを現地でブレンドした、マツモトコーヒーに向けたオリジナルロットです。
その他、マイクロロットとして個性強いロットは、パライソ農園、エルセドロ農園として単一農園で扱っていますが、基本的にはブレンドしています。
コロンビアはご承知の通り、ほとんどの生産者が1ha前後の小規模農園です。
その中で、栽培エリア、環境、天候、品種、収穫、精製、乾燥、などがうまくいってはじめて、単一農園として仕分けされプレミアムが発生します。
そこが、コーヒー生産の難しいところです。
年間1トンに満たない生産量の規模では、栽培の段階で高品質なものとして仕分けるのには、時間も手間もかかり非常にリスクが高いのです。
もちろん、それでも高品質なコーヒーに対してはマイクロロットとして尊重し、買い付けていますが、ブレンドしたオリジナルロットに対しても同等の評価をしています。
コロンビアのように、小規模農家が多い国で、品質を安定させることは難しく、今年はマイクロロットとして生産できたが来年はどうなるかわからない。
その現実に向き合い、安定した品質を目指し、それぞれのコンセプトを現地と共有することで、ロットの選定を行っています。
これにより、マイクロロットとしては単体では難しいが、ブレンドすることで組合として、チームとしてそれぞれを補うことで、マイクロットを上回るコーヒーを作ろうという考えです。
これが、マツモトコーヒーのコロンビアです。
来週にはプリマヴェーラとヴォルカネスのニュークロップが入荷いたします。
まだ1年を通して、同銘柄をご案内するところまでには至っておりませんが、安定供給できるよう取り組んでまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
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